2025年、学ぶことを楽しむ人を、共に増やしていきませんか?
学ぶこと自体から、もっと喜びを得られる学び方、もっと楽しむために「学ぶ力を高める」アプローチを採用する人を、どんどん増やしていくためのプロジェクトに参加して欲しいと思っています
変わらない信念、確信
ブログ記事にも書きましたが、私には、長年、大切にしてきた信念があります。この信念は、我が子たちの教育でも貫いています。
それは、
「学ぶこと自体を楽しむこと」
「学ぶことを、もっと楽しむために、学ぶ力を高め続けること」
です。
学ぶことは「単なる手段」ではなく、それ自体が喜びの源泉
現代の教育は、「成果を得るための単なる手段」とされています。学ぶことは、手段であり、もっとも重要なことは「成果」だと、無自覚に定義して、そのような教育や、考え方が流布しています。
しかし、それは本当でしょうか?
私たち人間は、「学ぶこと自体が喜び」である生物だと言えます。その証拠は、小さな子供たちを見れば一目瞭然です。また、趣味に没頭し、難しいこと、困難なこと、習得が大変なことを、対価もないのに没頭している大人たちを見れば、明らかです。
成功した時、初めて報われるという考え方
また、「苦しい努力 → 成功を勝ち得る → 報われる」という考え方を、当たり前のように受け入れられています。
これは、本当でしょうか?
「学ぶことを楽しみ、もっと楽しむために、学ぶ力を高める」を実行すれば、苦しい努力ではなく、「プロセス自体が、喜びに変わり」ます。仮に、結果が得られなくても、もう十分に、楽しく、喜びがあり、幸せだと思います。
成功は約束されいない、しかし成長や喜びは約束される
人生は、成功する時もあれば、失敗する時もあります。
どちらであっても、関係なく「そのプロセスを喜びに満ちたもの」にすることは可能です。特定の分野で、プロになった人のほとんどは、このことを知っているはずです。
「学ぶことを楽しむ」ことを大切にすれば、結果や成功は約束されません(どの方法であれ、約束されません)が、成長や、喜びは約束されています。
以上が、私の偽らざる価値観、想い、信念です。これは、私自身の経験から確信していることでもあります。
あなたも、同じような経験を1度や2度ではなく、何度もしているはずです。
理想を現実にする「ラーニングの科学」
しかし、それを「より多くの人が、再現できる」ために、理論化、メソッド化する必要がありました。
そのために、toiee Lab を立ち上げ、たくさんの研究、実証を行ってきました。その結果が、
複雑系の科学を基礎とした「ラーニングの理論」
ラーニング・デザイン
ラーニング・ファシリテーション
です。
この3つは、先生が生徒のために使うだけではありません。自分自身が、自分のために使うことも可能です。これを「セルフ・ラーニングファシリテーション」「セルフ・ラーニングデザイン」と呼んでいます。
また、この研究に「報酬設計と習慣化」というブレークスルーがありました。それにより、私は、長年できていなかったいくつかの学習に成功しました(ダイエット、運動習慣、メモの貯蔵)。
ビジネスとしては、間違ったやり方をしていました
私が伝えいきたいことは、ここまで議論してきた価値観と、これを現実にするメソッドです。メソッドは、もう十分に検証済みで、準備できていました。
ところが、私自身は、ビジネスとして教育を届けるとき、真逆のことをしてきました。ずっと、反対方向に走っていました。
私は、ビジネスとしてやっていくときに、
とにかく、早く、できるようになりたい
学ぶのは苦痛だから、ハウツーを教えて欲しい
結果だけ欲しい、過程は省く、あるいは効率化したい
という人たちに対して、「それが可能な方法がありますよ」と言いつつ、ラーニングのアプローチを渡そうとしていました。
つまり、「求められていない人の心を、振り向かせよう」としてきました。このアプローチは、私自身にとっても、顧客にとっても、ストレスの多いものだったでしょう。
ダイアローグによって、間違いに気づきました
このような状況の中、私は、長年、私をフォローしてくれている方々と、一人一人と深い対話を行ってきました。
そして気づきが訪れました。
実は、多くの方が「学ぶことが好き」で「学ぶこと自体が楽しく」「知的好奇心に満ちている」にもかかわらず、それを表に出すことをためらっていることに気づかされました。
その理由はさまざまです。
周囲の空気や同調圧力に押されて、その情熱を抑え込んでいる場合もあれば、成果を求められていたり、自分自身に期待しすぎて、直線的に学ばなければならないと考えてしまっている場合も多いです。
私がやるべきこと、ミッションが降りてきた
この発見は、私がやるべきことを、明確にしてくれました。
「好奇心や、興味関心を解き放ってください!」
「もっと、もっと、学ぶことを楽しんでください!」
「学ぶことを、もっと楽しめるように、学ぶ力を一緒に高めましょう!」
「そのために、やれることは、十分に体系化されています!」
「実は、この自然な学習方法こそ、短期的にも、長期的にも結果につながる道です!」
と伝え、それを実証していくことだと気づきました。
私が持つ価値観、信念と、それに基づくメソッドを最大限に組み込んだ教育をやっていくべきだと確信しました。
「学ぶ会」の教材方針は、「Less is more」
この教育の方針は、とてもシンプルです。
「少ないコンテンツ、多くの学び」
です。
現代は、オーバーティーチングしすぎです。私も、この罠にハマります。教えすぎて、知識でがんじがらめにしすぎて、喜びを奪っています。
これとは違うアプローチの教育を届けようと決心しました。
私一人では、実現し得ません。あなたの手助けが必要です
しかし、問題が残っています。
「何かを学ぶ」とは、知識を飲み込む作業とは違います。実際に手を動かし、誰かと対話したり、考えたり、他者の意見に耳を傾けたりと「行動」が必要です。また、良い学びの場も必要となります。
情報を発信するだけでは、現実を変えることはできません。
私には、「パートナー」が必要です。パートナーといっても、契約書を交わし、ライセンス規約を締結し、やれることを制限するようなビジネスパートナーではありません。
同志であり、仲間であり、集合知となるパートナーを必要としています。
そこで、「超柔軟なパートナーシップ」というものを始めたいと考えています。このパートナーシップは、不確実性の高い状況下での意思決定理論である「エフェクチュエーション」の5つの原則の中の「クレイジーキルト」と呼ばれるものでもあります。
詳細は、次回のニュースレターでお送りします。
それでは、また!