長年、私のニュースレターや、コンテンツを受け取ってくれている、あなたへ。
いつもありがとうございます。
今日から、そして2025年に取り組んでいく「2つのこと」について説明します
もし、あなたもワクワクしてくれたなら、是非、関わってください。関わり方は、あなたらしい方法で構いません。
それでは、説明します。
私が目指すもの、ミッション
私が目指すものは、ずっと変わりません。それは、 人の学ぶ力そのものを高めることを通じて、より良い未来を創造することに貢献する ことです。
もし可能なら、ただの貢献ではなく「大きなインパクトを与えるくらい」の貢献がしたいと思っています。そして、目指しています。
なぜ、こんな大それたこと、もしくは嘲笑されそうなことを夢見ているか?というと、答えはシンプルです。
ワクワクするからです。そして、これこそが、私のキャリアの原点だからです。
恩師からもらった仕事の基準
私が大学生の時、「自分の学びになると思えるアルバイト」だけをしていました。お金を稼ぐためではなく、「ワクワクすること、学べること」を基準に仕事を選んでいました。
例えば、プログラミングのアルバイトや、大学でサーバーを管理するアルバイトです。
結果として、私にとって仕事とは「仕事を通じて、学ぶ。学ぶことを楽しんで、仕事をする」ものでした。
なかなか、悪くない姿勢だと思いますが、もっと高い視点を「大学の恩師」から教えてもらいました。
私の社会人スタートは、博士号を取得し、大学で研究員として働くことでした。生まれて初めてもらった給与は「研究員」としての給与です。
そんな時、恩師に研究という仕事とは何か?と質問した時、「研究とは、人類の前進に貢献すること」であり、「その自負を持てる研究をすることが大切だ」と教えられました。
私は、この言葉に感動し、ワクワクし、今後の「仕事の基準にしよう」と決めました。
ソフトウェア会社を起業したときも、その後、ラーニングの研究をする研究メインの会社を立ち上げた時も、「人類の前進に貢献する」と言う自負を持って、プロジェクトを考え、仕事をしてきました。
夢を生きるとは、現実の制約の中で、創造性を発揮すること
私は、夢は叶わなくても良いと思っています。叶うか、叶わないかは、大きさにもよりますし、運にもよるし、環境、状況にもよります。
叶っても、叶わなくても、「目指して、あれこれやってたら、もうそれだけで楽しい!」とことが、もっとも大切です。
私の夢は抽象的だし、遠いです。しかし、それを意識して
今の自分の状況、環境
今の自分の能力、持っている知的資源、人脈
市場のニーズ
などといった制約の中で、創造性を発揮することこそが、働くことであり、生きることだと考えています。
制約が多いとフラストレーションも多いですが、それは「チャレンジ」と考えることもできます。私には、たくさんの制約がありますが、その中でも、できることを考え続けました。
対話を通じて、2つのことを見出しました
これまで、長年フォローしてくださった方々と、zoomで繋いで深いダイアローグを繰り返してきました。また、ずっと一緒に働いてきた外部のパートナーや、以前一緒に働いていたメンバーとも対話しました。
組織の外の目、そして私自身の内なる情熱、衝動を見つめました。
そこから、市場ニーズを探り、たくさんのビジネスプランを考えました。想定顧客の20パターン考え、それぞれに対して、私の能力、情熱でできることを考えるといった試作をAIも使って検討しました。
その結果、私は2つのことを行います。
Polymath(ポリマス)指向の学習者のための学びの場として、KAMEDEMYを再開する
ラーニングのプロフェッショナルを育成する場として、「学ぶ会」の焦点を絞る
もしかしたら、あなたは「両方に興味」を持ってくれるかもしれません。その場合は、両方に関わってくれたら嬉しいです。
再始動するKAMEDEMYとは?
これまで、KAMEDEMYと言う名前で、コンテンツ配信を行ってきました。僕が書きたいこと、伝えたいことを何となく配信していました。
特に絞り込みもせず、続けてきましたが、一旦停止していました。
しかし、深い対話と試作を繰り返す中、「これだ!」と言うものに辿り着きました。それは、
「KAMEDEMYをPolymath(ポリマス)指向の学習者が、抑圧されることなく、自分らしく学びを楽しむための場」
とすることです。
Polymath(ポリマス)とは、いわゆる博学家と呼ばれる人たちです。学ぶこと自体が好きで、学ぶことそのものに喜びを感じ、多様な分野に興味を持つ人々のことを指します。
歴史に名を残した人では、レオナルド・ダ・ビンチ、ニュートン、アインシュタイン、ノイマン(コンピュータの父でもある)、ダーウィンや、ピータードラッカーです。彼らは、1つの分野ではなく、複数の分野を独自に研究していました。
幅広い分野への興味関心を自由に伸ばしていく学習を好み、それを続けた人々がPolymath(ポリマス)です。そして、Polymath指向の「指向」とは、自然と向かうという意味です。内なる衝動として、広い分野に興味があり、学ぶこと自体に楽しさを感じています。
目指している意味としての「志向」ではなく、自然と向いてしまう「指向」であるところがポイントです。
このようなPolymath指向の人にとって、現代の学習環境、教育の価値観は、とても窮屈に感じます。
現代の社会や教育では、学びは「単なる手段」として捉えられがちです。効率や成果が重視され、自由な学び方が抑圧されたり、自ら抑制すること多々あります。
また既存の枠にハマらず、どんどん自己主導型で学習すると、周囲からは「変わった人」や「凝り性」と見られることもあり、疎外感、孤独感を感じたりもします。
しかし、彼らには彼らに合った学び方があり、多様な知識を統合して新しい価値を生み出す力があります。
KAMEDEMYでは、Polymath指向の人たちがそのままで良いことを証明するためのエピソードを共有し、学ぶ力を高めるメソッドを紹介します。また、複数の分野を統合する高い視点や、本質を捉える知識、記憶や思考、仕事術、読書といったメタスキルを提供します。
さらに、同じようなPolymath指向の仲間と繋がり、学びそのものを楽しむコミュニティを育みます。自分が学んだことを喜んで聞いてくれる仲間がいる場で発表する機会も作っていきたいと考えています。
学びを楽しみ、振り切ることによって、多様な分野に精通し、Polymathとしての可能性を最大限に発揮する――そんな学びの場を、KAMEDEMYとして再始動します。
とはいえ、私は「全ての人は、ポリマス指向だ」と確信しています。あなたの学ぶ心を再起動できたら、最高だと思っています。
ラーニングのプロフェッショナルを育成する「学ぶ会」
一方で、学ぶ会は、原点に帰ります。
元々「先生向けのコンテンツ発信」をしていました。しかし、今は、なんとなく、ごちゃごちゃになっています。
改めて、私しかできない先生向けに「ラーニングに特化」します。
ここでのラーニングとは、「複雑系の科学」「複雑適応系」などの最新の科学を土台として、人の学習をモデル化し、そこから効果的な学習を促進するための介入、場づくりに関わるラーニングファシリテーションや、学ぶプロセス、知識の設計であるラーニングデザインに関するトピックを提供します。
今の教育のやり方では限界がある、別のアプローチが必要だと考えている先生や、現在、取り組んでいる探究学習などを、もっと深く理解したい方に最適なものとなります。
スペシャルなプロジェクトをします
KAMEDEMYでは、いくつもの「メタスキル」の講座を開催します。この講座を私以外の人も開催できるように伝えていく「KAMEDEMY ファシリテーター」の育成をします。
第1期生は、今考えているメタスキルの「全て」を一緒に実践し、学ぶプログラムを考えています。1つの講座ではなく、複数の講座を開けるようになってしまうことを目指します。
学ぶ会では、「ラーニングのプロフェッショナルを育成する」プロジェクトをします。具体的には、ラーニングの理論を一通り学び、ラーニングファシリテーション、ラーニングデザインを学び、「あなた独自の講座設計」にチャレンジしてもらいます。もちろん、その講座設計(教育設計)に対してアドバイスさせていただきます。
可能なら、実験講座を開いて、フィードバックをもらって、改良するようなこともしたいです。経験を通じて、ラーニングデザインができる人材を育み、増やすことを始めていきます。
詳しくは、それぞれのメディアでお届けします。
お楽しみに!